GLOBAL FINANCE WORK REDESIGN
海外経理の人を増やす前に、仕事の流れと判断の置き場を見直す。
海外拠点と本社の経理・財務業務について、誰が入力し、誰が確認し、どこで判断し、何を経営へ報告するかを再設計します。ツールやAIの導入を先に決めず、必要な統制と経営情報から仕事の流れを定めます。
本支援は、業務標準化・データ基盤の下位・後段支援です。一般的なAI経理導入、記帳代行、会計システム販売ではありません。
問題はツール不足ではなく、仕事と判断が分かれていないことがある。
- 現地拠点、本社、外部委託先の役割が曖昧で、同じ確認が重複している
- 月次締め、連結報告、資金報告の期限と前提データが揃っていない
- 例外処理が特定担当者のメールや表計算ファイルに残る
- 入力、照合、承認、経営判断が一つの業務として扱われている
- 拠点ごとに科目、管理指標、データ粒度が異なり、本社で再加工が必要になる
- 自動化候補はあるが、統制上残すべき確認と人の判断が定義されていない
業務標準化・データ基盤を、実際の仕事の流れへ落とす後段支援。
先に、対象業務、データ定義、報告目的、承認ルールを整理します。その後、海外拠点、本社、外部委託先の役割を分け、業務の順序、受け渡すデータ、例外時の対応、エスカレーションを設計します。既存システムの利用を前提にできる場合は、その範囲で運用を設計します。
実施しないこと
- ・ AI導入自体を目的とした業務提案
- ・ 記帳代行、給与計算、税務申告
- ・ 会計システム、ERP、経費精算ツールの販売
- ・ 法定監査、税務、法務の専門判断
- ・ 無条件の人員削減または工数削減の保証
経営判断と統制に影響する業務から、対象を絞る。
月次締めと連結報告
締め日程、連結調整、報告フォーマット
売上、債権、入金の照合
売上認識、債権確認、入金消込
仕入、債務、支払の確認
発注、検収、請求照合、支払承認
資金繰り、資金移動、銀行残高の報告
資金予測、移動承認、残高照合
固定資産、在庫、投資案件の管理
資産台帳、減価償却、棚卸、投資管理
予算・見込みと実績差異の報告
予算編成、差異分析、見込み更新
拠点から本社への管理資料作成
業績報告、KPI、経営資料の統一
例外取引の承認とエスカレーション
例外ルール、承認経路、記録方法
「残す判断」「標準化する作業」「自動化を検討する処理」を分ける。
人が判断する
例外の妥当性、会計方針、資金配分、追加投資、是正対応など、責任者の判断と記録が必要な業務。
標準化する
入力項目、締切、照合方法、承認ルート、証跡、報告様式を共通化できる業務。
自動化を検討する
データ取得、転記、照合、定型集計、通知など、要件と統制を定めた後に自動化の適否を検討できる処理。
担当者が運用し、責任者が確認できる設計資料
成果物は対象業務に応じて個別に選定します。システム実装、開発、導入作業を含む場合は、別途役割と範囲を定めます。
初期90日を目安に、対象選定から試行までを個別設計する。
対象業務と目的の設定
再編判断、投資回収管理、月次締めなど、今回優先する経営課題を確認します。
現行業務とデータの確認
担当、順序、使用データ、承認、例外、既存システムを整理します。
将来業務と役割分担の設計
人が判断する業務、標準化する業務、自動化を検討する処理を分けます。
対象範囲での試行
選定した業務または拠点で運用し、データ、期限、役割、例外処理を確認します。
運用ルールの確定
試行結果を踏まえ、手順、責任者、確認方法、見直し時期を整理します。
初期設計から対象範囲での試行まで、90日程度を一つの目安とします。90日での完了または効果を確約するものではありません。
業務設計と、専門判断・システム実装を分ける。
Axxeioは、業務、役割、データ、承認、例外処理、統制要件の整理を担います。記帳代行、給与計算、税務申告、国際税務の判断・申告、法的助言、法定監査は対象外です。システム設定、開発、導入、保守が必要な場合は、その実施主体、責任範囲、検収条件を別途定めます。
まず、再設計する業務を一つに絞る。
対象地域、現在の業務、困っている受け渡し、意思決定期限を確認し、業務標準化・データ基盤との接続を含めて対象範囲を整理します。